安乗岬旅館組合[公式ホームページ]

あのりふぐとは・・。

「あのりふぐ」三重ブランド認定

伊勢えび、的矢かきと並ぶ志摩市の新しい冬の味覚として期待されている「あのりふぐ」が 三重県の知名度を向上させ観光及び物産の振興並びに農林水産業等の生産者の意欲を高めることにより 地域経済の活性化に資することを目的として認定される「三重ブランド」として認定されました。 今回の認定は、「あのりふぐ」の生産者である志摩の国漁業協同組合が申請していたもので 長年にわたる漁業者の資源管理の努力と飲食店や旅館と協働して貴重な天然トラフグを より良い料理で消費者に提供するという取り組みを通じて 地域振興にも大きな効果を上げていることが高く評価されたものです。

トラフグを守るための自主規制

安乗地区の漁師たちは、トラフグ漁の先進地である西日本の漁師たちから、無秩序にトラフグを捕り続けた結果、年々トラフグが少なくなっていったことを聞かされました。 そして、この海域のトラフグを守るために日間賀島や舞阪の漁師に働きかけ、「操業期間は毎年10月から翌年の2月まで」、「漁法は底延縄のみ」、「小さいトラフグは釣れても放流する」といった厳しい漁業規制を自ら設けたのです。

あのりふぐの規定・入札について

「あのりふぐ」とは、伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される体重700g以上の天然トラフグのことで、志摩の国漁業組合の安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることから「あのりふぐ」と呼ばれています。
「あのりふぐ」は船上での入札が行われ水揚げが最も多い安乗漁港では、仲買人以外にも入札の権利を持つ旅館や料理店の店主が集まります。そして漁船が帰港すると、仲買人たちはイケスで泳ぐ「あのりふぐ」の品質を素早く見定めて、船上で一隻ずつ入札が行なわれます。 ピーク時には何十隻もの漁船が集まるため、入札は次から次へと漁船の上を移動しながら行われることになります。一見、面倒そうに見えるこの入札方法は、魚に触れる機会を最小限にして、魚体に傷をつけないようにするためで、より良い品質のトラフグを消費者の皆様にお届けするための知恵なのです。

あのりふぐ入札の様子(Youtube動画)

ベテラン漁師たちが釣り上げた「あのりふぐ」は、入札が終わるとすぐに旅館や飲食店に運ばれます。 「あのりふぐ取扱認定店」が志摩の国だけに限定されているのは、「新鮮な食材を新鮮なうちに」提供したいという、私達の想いから。 産地ならではの新鮮な冬の味覚をたっぷりご賞味ください!

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