安乗岬旅館組合[公式ホームページ]

安乗埼灯台

安乗埼灯台の歴史

今からおよそ330年前の延宝9年(1681年)に、徳川幕府が船の道しるべとして、燈明堂を建てたのが安乗埼灯台の始まりです。当初は約3mの高さの塔上に油紙で囲った灯籠を置き、この中で菜種油を燃やす仕組みのもので風雨の激しい折には薪を燃やしてたといいます。 同地にイギリス人R.H.ブラントンにより洋式灯台が建てられたのは、明治6年(1873年)4月1日、全国で20番目の灯台ですが、使用したレンズは我が国初の回転式フレネル式です。 その後、海蝕等による地盤の崩れにより2度にわたり後退を余儀なくされ、昭和23年現在の位置に四角形鉄筋コンクリート造りで建替えられています。なお、初代の灯台は当時現存する最古の木造灯台であったことから、解体し横浜の灯台局に移して復元、現在は東京都品川にある「船の科学館」の構内で余生を過ごしています。

空から見た安乗埼灯台

日本では丸型が基本の灯台の中で、珍しい四角形の灯台として全国で20番目に完成しました。「日本の灯台50選」にも選ばれている美しい白亜の灯台です。 志摩半島の的矢湾入り口にある岬が安乗崎で、灯台の周辺は緑豊かな伊勢志摩国立公園に指定されており、散策やピクニックには最適です。大海原と緑園が一度に楽しめる灯台でもあります。平成25年には国の有形文化財に指定されました。 冬の澄んだ空気と、良く晴れた日には富士山も望むことができ、元旦には多くの写真家が集まって初日の出を見に訪れます。 この灯台は登ることができる15基の灯台の1基で、波が比較的に静かな的矢湾と荒々しい熊野灘の様子を見ることができます。

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